Lullaby Of The Leaves(B Petkere,'32)
雨です。一雨ごとに冬が近づきます。
それも、今の寒さの感じは都会の真冬くらい!
暖かい服装でお越しください。 ( 館長 )
絵本館の中は、もうストーブがついていますからあたたかいですよ。
庭のヤマボウシの実が赤く きれいですが、まわりの木の葉っぱもだんだん
色づいてきました。
湖のまわりでは、桜やモミジの葉っぱが赤くなってきましたね。
ジョギングのときは、長そでTシャツにベストを着てちょうどいいくらいです。
Dizzyは、今日も外遊びに出かけるつもりでしたが、雨降りでやっとあきらめ
ました。
植えたばかりの球根やまいたばかりの種が、雨が降って喜んでいることでしょう。
今日のおすすめ絵本は、「ヨンイのビニールがさ」 岩崎書店
ユン・ドンジェ/作 キム・ジェホン/絵 ピョン・キジャ/訳
1980年代に書かれた韓国の傑作絵本です。
月曜日の朝 雨降りの中 学校へ行くヨンイ。
緑色のビニール傘をさしています。
まだまだ貧しかった庶民の生活の中では、ビニール傘といってもきっと大事なもの。
その傘を、ヨンイは雨にぬれて座っているものごいのおじいさんにそっとさしかけて
あげます。
きっと、勇気をだしたんでしょうね。
午後、学校から帰るとき おじいさんが座っていた壁の方を見ると、きちんとたたんだ
傘が、たてかけてありました。
目をさましたおじいさんに、やさしさが伝わったんでしょうね。
おじいさんの ありがとうが、今度はヨンイに届いたかな。
子どもたちの幸せな世の中がよい世の中、と信じている人たちが作った絵本です。