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絵本館日記

今年の山中湖村の紅葉は、どんなかなぁと楽しみにしているうちに、どんどん寒くなってきました。
今朝は6℃台まで冷え込みました。
先週の土曜日、10月13日に、村の情報創造館で、西村繁男さんの講演会&芳晴さんライブがありました。森の中の絵本館も、協力というかたちで参加させてもらいました。
芳晴さんは、藤野在住のシンガーソングライターで、二胡奏者で、癒しの吟遊詩人。
ライブでは、今ではほとんど知られなくなった、地元の恩人、甲州の代官中井清太夫の物語を、琵琶をひきながら、歌い語ってくれました。
話に引きこまれ、甲州を去るという別れの場面、清太夫を慕って村人たちがひとりまたひとり、と見送りに来て、多勢の人たちに見送られていくというところでは、涙する人も。
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甲州街道の各地に伝わる民話・伝説を二胡や琵琶で語る「甲州街道を行く」シリーズが、今進行中という芳晴さんは、歴史ミステリー好きで、山中湖村にも、おもしろいお祭りがありますよ。
ちょっと怖〜い神社ありますよって言ったら、さっそく取材されてましたよ。
山中湖村のお話や歌もできたら、うれしいですね。

西村繁男さんのお話の前に、「せいだイモのはなし」の絵本を作った守屋さんが、上野原からいらしてくださっていたので、この絵本をどうして作ろうと思ったのか、どうやって作ったのか、お話してもらいました。

そして、西村さんが、ご自分の絵本作家人生のはじまりのところから、いろんな方に出会って、そしてどんな絵本を作りたいのかがわかって、どんな絵本を作ってきたのかを、熱心に語ってくださいました。
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そうか、だから、西村さんの絵本は、訴えてくるんだなぁ。楽しいんだなぁ。何度も何度もじっくり見返したくなるんだなぁ。考えさせられるんだなぁ。大好きなんだなぁ。

講演会のあと、交流会では、せいだのたまじも食べ、守屋さんからは、地域を盛り上げたかったら、やっぱり何年もかかるけど、地道にやっていかないと!と、励まされました。

西村さん、芳晴さんはお泊りになり、翌日日曜日の朝、絵本館に来てくれました。
講演会のとき売り切れてしまった福音館のたくさんのふしぎ400号記念「絵で読む子どもと祭り」の話をしてくれました。
はじめは話を断ったこと、60、70台になって昔のように取材して絵本を作ったらどんな絵本ができるのか挑戦してみたということ。子どもが主役の昔からのお祭りの絵本を作るだけではなくて、現在進行形の今の日本各地の様子もこの絵本には入れることができて、よかったと思っていること。
表紙に旅姿の猫がいるけれど、編集の人がいれましょうよと言ったこと。この猫がどのページにもいて、子どもはすぐ見つけること。などなど、尽きることなく楽しい話を聞かせてくださって、次の用事があるんだと、帰っていかれました。
そして、売り切れたその「子どもとまつり」と「おばけでんしゃ」をもうすぐにサインして送ってきてくれました。もう本当に、感謝しています。
ありがとうございました。

その午後、藤野在住のご一家が遊びに来てくださって、さらに西村さんのはなし、藤野の楽しい話を聞かせていただきました。
身の丈にあった楽しいことを、がんばりすぎず、みんなで楽しみたいと、本当に思いました。

森の中の絵本館で、これからも、皆さん、ご一緒に、楽しみましょうね。
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